May 2014

 人間は期待されると力を発揮すると言うのが私にとっては分かりやすく実感もあったので、常に仕事を依頼するときは大いにその期待を伝えて実施してもらっていました。
ただし、これはクリアできる課題の時やタフな人に向く方法なのかもしれません。
期待していた人間が思ったパフォーマンスを発揮しなかったときに、こちらも少なからずショックを受けます。
それが伝搬してしまい、その方は更に自信を失っていき、今まで出来たことも出来なくなるという負のスパイラルに入ってしまう事がありました。
これには大いに悩んでおり、公文のメソッドの様に再度出来るレベルからスタートさせようかと悩んだりしている次第です。


 そんな時に嬉しい驚きも有りました。
期待していた人間がパフォーマンスを落とした時に代理で業務をする人間が今まで以上に活き活きと精を出してくれたのです。
このメカニズムがよく分かっていませんが、事前準備して待機していたピンチヒッターではなく、急遽の出番にも関わらず顧客の期待以上の価値を発揮してくれたのです。
普段の環境と変わり、容易では無い現場の中でも不平も無く、未来を見て顧客にとっての価値を追求してくれています。
このような本領発揮も有る物なのだと、純粋に喜んでいる次第です。

 やはり、前向きな人間と話すのは楽しいことなので、社員が皆どんどん前向きになって、グループで一番を本気で狙う気になるように今後も様々なシチュエーションを各人に提供したいと思います。

 先日、取引先の方と飲んでいる時に社内研修の話になりました。
研修は大いに気付きを与えられるので、素晴らしい物だと言う点で合意しました。
もう一つ自分のことは中々客観的には見られないと点で話を深めました。

 気付いてほしい人間こそ、その課題には気付けない。
他の方から見ると一目瞭然なのにその人は自分のことと思ってその内容を読み取ることが出来ない。
研修に限らず、色々な場面で見かけることが多い事象です。
私は人を評価すると多くの方に賛同を得られます。
良く見ていると言われるものの、その実、自分自身の事をそれだけ理解しているだろうか?と不安になっています。


 幼い時から、自分が渦中の人になった途端に判断力が低くなると言われていました。
KAILの研修中でも事前の学習では分かっていたことが、当事者になると途端に大事な事を見失ってしまったりしました。

「自分の体臭は自分では気付けない」
その現実をしっかりと踏まえ、周囲に意見・異見をしてくださる方に多く居て頂いたり、自分自身が振返って自身の行動を検証する事で同じ過ちにを繰り返さないようにしたいと思います。

 このブログもその意味を強く持っており、自分を知る為に記録を残している次第です。

事業を任されてから全ての社員の行為に多くの口を出してきました。
結果からすると、思考させる能力を止めてしまっていた事にもつながっていました。

 改めて、自分が如何に幸せに仕事をさせて貰っているかと考えると大きな責任と共にそれなりに自由な活動を認めて貰えていてることなのだろうと思っています。
今年度からは大いに仕事を任せて行こうと思っています。
任せてみると自分なんかよりも上手く顧客と付き合ったり、別の事業の可能性を引き出す機会が増えているように感じます。
勿論、丸投げでは無く常にビジョンと思いは共有しますけれども、細かい所作はお任せしています。
自分にはない化学反応が起きることを大いに楽しめてきています。


それでも「仕事とは与えられる物では無く自ら創り出すべきものである」と電通鬼十訓にある通り、社員の意思で仕事を奪いに来て欲しいなとも思っています。 


 九州アジア経営塾を通して強く感じていることは、何事も自分事として捉えられているかどうかが決め手なのではないだろうか?という事です。
どこかで他人任せになったり、自分自身で責任と共に可能性を放棄してしまう事はその個人が自分の人生を狭めてしまっているように思います。
与えられた環境にまずは感謝して、それでも現状には決して満足せずにより高みに自分を成長させられるエネルギーを持てるそんな組織にしていきたいと考えています。
 
 その為にまずは自分自身が誰よりも幸せそうに働いて行こうと思っています。
 

先日、KAIL10周年イベントでローソンの新浪さんの講演を聞いてきました。
新浪さんの講演は、ローソンFCの九州での集まりと、九経連の農政でと今回で3回目でした。
聴衆の質は全て異なりましたけれども、私自身の感想自体は常に同じく明るく元気になれるという印象で変わりません。
そして誰にでもわかるような言葉を心がけていらっしゃるのか、皆が納得する空気感が勉強になりました。
やはり、出来るだけシンプルな表現が最も多くの方に浸透していくという事なのだろうとも思いました。

講演内容は多岐に渡り、私自身の学びは多く、まだまだ消化できてはいませんので、継続して勉強しておこうと思います。
 
 サイエンスとアート、受容力、アイデンティティ、リベラルアーツなどキーワードを覚えておいて今後もブログ等で振返っていきます。
個人的にも東日本大震災での復興支援や広島の農業振興などでお世話になっていることも多いのでいつの日か何らかの還元をしていきたいと思います。
現在セブンイレブンの鈴木氏の著書を複数手にしていますので、そのコントラストも非常に面白く感じています。




 

ゴールデンウィークは、カレンダー通りの稼働日となっており、取引先がお休みの傾向が多い為、社員との面談日に充てるケースが多いです。

 今年度も実施しました。
私自身も評価を受ける機会があり、その時は意識を高めますけれどもほとんどの社員にとってもやはり大切な時間だと感じてくれているようです。
評価をする側になって初めてわかったことは、誰でも一生懸命に頑張っているという発言をされるという事でした。
やはり、自分の人生ですから恥ずかしくなく生きているというのが、全員の本音であるのだと思います。
それでも第3者から見ると評価とご自身のギャップは常に有る物だと感じます。
九州アジア経営塾の最初の方にあるセッションで、自分がどのような期待をされているかを改めて確認するステップがありました。
その時に自分が勝手にイメージしていることと周囲が期待していることにはギャップが立場によっては大きくある事を知りました。
なので、面談の時には勿論振返っての評価もしますけれども、会社としてどのような期待を当人に持っているかを出来るだけお伝えする時間にしようと心掛けています。
会社の方向性と個人の志向が異なっているのは双方が不幸になってしまう結果を生むだけだと思います。
現時点での戦略や優先事項を明確に伝えていく事で、今後の個人の発展にもつながればと期待しています。

 私自身、力を頂けるのは周囲の方に期待をされたときであり、如何に期待以上の結果を出すかと考えている時が最もワクワク出来ているようにも思います。
同僚にも常にワクワクしていてもらいたいと願いつつ、面談を終えました。

 週明けには、私自身が評価される番です。
周囲からの評価をしっかりと受け止め、更なる期待をして頂けるような場になればと思い、面談に臨みます。


 

  

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