November 2015

「ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由」を読んで早速行ってみました。
確かに対応が他とは異なるなあと思いつつ、5分も無い時間での感動は難しいことであると感じました。
それでも何度も通っているとその火花を感じるであろうことはイメージが湧いてきました。

あまりコーヒーを飲まないので、今後も立ち寄る機会は少ないと思いますけど、コーヒーを売るのではなく空間と感動を提供する姿勢は正しく現場にも伝わっていると感じました。

私がこのようなブログを書いているのは、弊社グループのトップが本を出したり、ホームページへ寄稿するのを読むのを経て、「このトップの想いを現場の我々が実践しなくてはならない(やらされ感ではなく、使命感として)」と感じる為、いづれ弊社のスタッフもブログを通じてサービスであったり弊社の経営理念だけでは伝わらない多くの想いが伝播できればと願ってのことでもあります。


そういった意味でも岩田氏が書かれた本の内容がしっかりと現場でも実践されている姿は、流石世界を代表する企業たるものだと感じました。

トップの想いを現場が実践するというのは本当に簡単ではないと思います。
その為には何度となく伝えていく姿勢と現場からの要請に理念に基づいた正しい判断を丁寧な説明と共に実行していくトップである必要があります。

口ではきれいなことを言っていても実践が伴わなければ、部下は見透かすと思います。
「部下は上司をよく見ている」という言葉に背筋を伸ばして自らは正しく行動できているのか?
貞観政要の通りやれているか、自らを律していこうと思います。

生まれて初めて福島県に入って、相馬(相馬市・南相馬市)に行かないという経験をしました。
とは言え、相馬中村藩で考えますと南標葉の大熊町と双葉町には寄って来ました。


今回は初見の方が多く色々な方々のお話を聞く機会を頂きました。
立場が異なれば視点も当然違うため、刺激になったり気付きになる意見を沢山頂戴できたと思っています。
当事者だからこそ見えなかったり、気付けないて事も多いのかもしれないと普段の生活においても還元できるような経験が出来ました。


また、当事者でないからこその冷静なご意見も真摯に受け止める必要があると感じました。
つまりは前提条件が異なると行動パターンの大きな変容が可能になるので、マインドセットなどがどうなっているかを理解してから議論を進めたり、共通の知識認識に揃えないと、議論が空中戦になってあまり本質的なものにできない為、やはりファシリテートする人間は重要だと感じました。


これからますます多人種や多くのバックグラウンドを持った方々と触れ合う中では、伝える行為に大きな影響を与えるので、日々教養を深めていこうと感じ入りました。


そんな中で、公志園に参加させていただいて気付いたことに繋がるものがありました。
それは、気付けば福島の人間は「可哀想な人間」と言うくくりに入れられているように感じました。
公志園での多くの義憤は障がい者やがん患者、ホームレスなどに対して、自分とは他人事にして取り扱う事や、同情心をもって接する事への物が多かったように思います。
これらは他人事ではないですし、皆尊厳を持った人格者であるという事をしっかりと認識してほしいと強く思っています。


福島人に対してもそのような感覚が形成されつつあることを感じ、このままでは悪い方向へ導かれる恐れを感じています。
現在、私が生活している筑豊には石炭六法のお蔭で生活保護者が溢れた後、3代にわたって生活保護者などが生まれています。人間は弱くもあるのでこのような状況にもなるのだと肌で理解している私は震災以降も手厚い保護は、補助金漬けを生み出し怠惰な人間を創り出す可能性があることを最も恐れていました。
これに同情心が加わるとますます権利を主張できる機会を与えてしまうことになります。
現時点で、炭鉱の閉山が何かに関係するとは思いませんが、マインドセットが保護をしてもらうことの当然性を正当化するものになってしまっています。



私は、恵まれた環境で育てて頂いたので、皆様の環境を正しく理解できていないことも多々あるとは思いつつ、それでも日本は世界に比して大変恵まれた国家であると確信しています。

そして、世界に関する国家としてそこに住む人間に必要なのは尊厳であると思っています。
尊厳を持てなければ、卑屈になって悪い循環が始まっていくのだろうと考えています。
その尊厳の為には志であったり、信念も大きく関係してきます。
そういった意味で何より必要なのは教育であろうと確信した次第です。


私が尊敬している方の発言で「いつの時代も教育こそが最もリターンの多い投資なのでしょう」という言葉が頭から離れません。
限られた時間の中でますます教育に向け力を注いでいきたいと思いました。


 

公志園に参加して知ったことの一つにメドックマラソンがあります。
知っていて当然のように話がスタートしたので、全く知識がなかった私は慌てて調べました。

フルマラソンとしては沖縄の那覇マラソンに10年以上前に参加したことが有る程度にもかかわらず、今年の元旦に「3年以内にフルマラソン走破」と書初めした私は、夏は避けても週末ごとに少しづつ(5~10㎞程度)を走っていました。
那覇マラソンは沿道からの応援が多くあり、大変走りやすい印象があったものの、最近のマラソンは抽選が多く実際に走れない物を計画するのはどうかと考えていました。
ローカルマラソンだと応援があまりなさそうなので、自分自身の心が持つものかとも思っていたところにこの東北フードマラソンを知り、来年4月に参加することにしました。


具体的目標さえ決まれば、話は早いのでトレーニングに入ります。
次回は二日開催で、個人レースとは別にチームで走ることも可能だということでした。
楽しんで完走したいと思います。


自衛隊時代に初心者がフルマラソンを完走するコツとして、
1.練習で30キロまでは走っておく必要がある。
2.ランニングシューズは1万円以上。
3.ランニングシューズは1か月以上使っている事。
と言われたことがあります。

少しは安くなっていることを期待しまして、ランニングシューズを購入し、トレーニングを楽しみます。


 

11月3日まで燃える公志園に半年間携わりました。

本当に参加してよかったと思える活動でしたし、これからも参加を続けたいと思えるものでした。
なんとなく、公志園の燃え尽き症候群になるのかなあと自分でも思いましたし、周囲からもそのように思われたようでしたけど、参加した人間で俗に言う公志園ロスになるのは、正しく参加していない人間なのでは?と思っています。
恐らくはそんな方はいらっしゃらなくて公志園の場で得たエネルギーをとにかく発散したい思いで一杯になっていることだと思います。


改めて有限な時間の中で、自分が何を目指すのか、志・信念はどこにあるのか、深く考える機会を頂くと共に身体の底からエネルギーが湧いてくるのを感じました。
そもそも出場者の皆様は大変素晴らしいのに、僭越ながらこの半年で大きく変わられてそれは大いなる成長を遂げられたようにも思いますし、ある意味では出場者の本質が出てきたように思います。

自らが破ったのか、破られたのかと言う議論になりそうですけど、これは啐啄同時と言う物なのだろうと思っています。
そしてこの経験を多く経ることで大いなる成果を上げていくのだろうと思った次第です。
ここで手に入れたエネルギーは自分自身の多くを照らし続けるでしょう。


やはり日本は素晴らしくますます良くなっていくことを確信しました。
その為には、気付いた人間が諦めず、世界を少しづつでも変えていくことが必要だと確信しました。
毎度、公志園が始まる前に掲げられた言葉が私を刺激し続けます。

思慮があり

動力のある人々

たとえ少数でも世界を変えられる

それを決して疑ってはならない

実際、それだけ

これまで世界を変えてきたのだから」マーガレット・ミード

今年この言葉を知れてよかったです。
世間知らずと言われても私はこの言葉が現実だと感じています。
自らが何をしたかが重要であって、いつの世も他の物のせいにしてはならないと思っています。


評論家ではなく実務者として、この世に生を受けたことに感謝をしながら、社会に還元していきます。
このような機会・ご縁を頂いたことに深く感謝します。
 

 

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