December 2016

本年も読書で振り返ってみようと思い、アマゾンデータで見てみますと下段の通りでした。

今年は珍しくと言いますか数年ぶりに「ザ・会社改造」を新刊で購入しています。
最近は、新しい本も読みますものの以前に読んだ本を繰り返し読んでいる機会も増えているように思います。
「イシューからはじめよ」は昨年も購入したものの会社にある自らの本を置いている図書コーナーから消えていることが多いので、再度購入したりもしています。
購入量は減ったものの読書量はあまり変わっていないと言う実感です。
何より学びを実践に生かす過程ではインプットよりもアウトプットのほうが学びが大きいことも感じています。
機会はあっという間に目の前を過ぎ去っていくので、そこに備えられていたかは常に自らにしか責任がありません。
 

また、人に薦められた本を読むことで、自らの見識が大きく広がってきているようにも思います。
小説や塩野七生氏などから得た見識は本当に自らの無知を改めて思い知り、歴史・文化の魅力を再発見いたしました。
いづれはライフネット生命の出口氏の少しでも読書の幅で追いつけるよう読書を楽しんで継続してまいります。
 

年を振り返る際には毎度の事ながら『感謝』がまず頭に浮かびます。
健康で未来を見据えて考えられる自分はとても恵まれていると思います。
かと言って満足しているかと問われれば全く持って満足も納得も出来る結果には至っていません。
もっともっと貪欲に自らを成長させ、自律成長できる組織を構築していきたいと思っています。
色々な機会を頂く中で自らを棚卸しするような場面があったりしました。


私は何処から来て、何処に行くのか?そして何を成すべきとしてこの世に生を受けたのか?
全て与えられるものではなく自らで選び掴み取るしか無いものと考えている次第です。

原因自分説、裏切られても裏切るな、使命感を持てば疲れなんか出ない、道に迷ったら狭い道を進め、自らで成長する場を創り出し貪欲に成長せよ、ドス黒いまでの孤独に耐えなければならないなど与えられた言葉を如何に自らで消化して昇華する過程を苦しみつつも楽しんだりしています。

「朝希望とともに目覚め、昼勤勉に働き、夜感謝を持って眠る」と言う言葉を麻生太郎代議士が外務大臣時代に官僚への挨拶としてされていました。
新たなる年が始まれば、なんとなくウキウキして流されてしまうことが多々あるかと存じます。
だからこそ、年末の最後に自らをしっかりと振り返り、限りある人生を如何に生きて、次世代に何を遺せるのか?考え続けたいと思います。


見学させていただく機会のあった四島コレクションには芸術・文化のみではなく多くの想いが存在していたことを感じました。
そもそも芸術・文化には想いが沢山詰まっているのだろうとこの年で始めて知ったような門外漢であります。


幼い頃に良く読んだ漫画にも私のルーツが有ることを感じた年でもあります。
何と言われようと来年は更に立ち止まることなく駆け抜けていく所存です。
その為にも残りあと一分となっても最後まで内省を繰返し、新年を迎えていく所存です。


今年も色々とありましたけれども、来年はワクワクする機会を自らで増やし、しっかりと社会に貢献していきたいと思っております。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様も良い年をお迎えくださいませ。


アマゾン購入履歴
「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本
イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
サイエンス脳のための フェルミ推定力養成ドリル
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する
ヤバい日本経済
シリコンバレー発 アルゴリズム革命の衝撃 Fintech,IoT,Cloud Computing,AI、 アメリカで起きていること、これから日本
捨てられる銀行 
失敗学のすすめ 
それからはスープのことばかり考えて暮らした 
一人の男が飛行機から飛び降りる 
陰翳礼讃 
スターバックス成功物語
企業参謀 
ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書
ビジネスモデルYOU
競争しない競争戦略 ―消耗戦から脱する3つの選択
なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編
トヨタの強さの秘密 日本人の知らない日本最大のグローバル企業"
問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術
采配
森のバロック
ダーウィン以来―進化論への招待
ルネサンスとは何であったのか
漢字伝来
いい人生をつくる論語の名言 
佐藤一斎『重職心得箇条』を読む
40代から人として強くなる法 
トヨタの強さの秘密 日本人の知らない日本最大のグローバル企業
超訳 老子の言葉 「穏やかに」「したたかに」生きる極意 
上に立つ者の度量
ローマ亡き後の地中海世界4: 海賊、そして海軍
ローマ亡き後の地中海世界3:
ローマ亡き後の地中海世界2
ローマ亡き後の地中海世界1
リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま 
「ハイパフォーマーの問題解決力」を極める
10倍挑戦、5倍失敗、2倍成功!?: ちょっとはみだし もっとつながる 爆速ヤフーの働き方
一流に変わる仕事力 
出世したけりゃ 会計・財務は一緒に学べ! 
若者が社会を動かすために 
イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言 
非連続の時代 
問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術
日本―その姿と心
上司になってはいけない人たち
「徳」がなければリーダーにはなれない 「エグゼクティブ・コーチング」がなぜ必要か 
鍵山秀三郎「一日一話」―人間の磨き方・掃除の哲学・人生の心得
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
筑前戦国史
落日の鷹

先日、実家に戻った際に自分の残していったものを確認している際にいくつかの残していた漫画を見つけました。
その一つが表題のものです。

週刊少年サンデーに連載されていて、私の漫画暦の中でも心に遺る物の一つでした。
いつの日か子供に読ませたいという想いがあったことを思い出して、物置から我が家へもって来ました。
そして、子供よりも先に夢中になって読了しました。


漫画からは多くを教わっていますので、残しておきたいことは多々ありますけれども、今回は拳児を読んで思い出した考えをまとめておこうと思います。
横山光輝の三国志で中国の歴史に魅力を覚えてからは、水滸伝、西遊記、小説十八史略等々を読んでいました。

中学生になる頃に始まった拳児では論語等につながる大陸の歴史や考え方を学びました。
それ以来、あまり中国と言う言葉を使わず、大陸と言う表現をすることも思い出しました。


拳児はその名の通り、拳法を通じて色々な物語が展開していきます。
聞き慣れない八極拳という言葉を知り、現在まで好きな言葉の『仁義礼智信』に深く傾倒していきました。
その後、東洋思想化である田口佳史氏とお会いした以降はますます上記の言葉を正しく理解する一助を頂戴しました。

今回読み直してみて、『仁義礼智信』に加えて『厳』と『勇』など私の源流を流れる何かを思い出させてくれました。
『仁義礼智信』と言う言葉に引かれて子供にもその文字を付けたいと思ったのの、既に親戚で使われているケースが多く『礼』の字のみ三男に頂戴しています。

田口氏曰く「現在の『文武両道』の『武』とは、ビジネスでの成功を指す」とおっしゃっていました。
拳児でも何故武道をするのか?何度も問われていました。
そして、その答えは自らで見つけるしかなく、その中で命を落とすことも途中で間違った道に行くことも有り得るという話でした。


更には、武の強さを求めることは虚しく、最後に武を極める事は宇宙と一体になることを求めてること自然の法則に従うことを説いていました。
ビジネスマンとしては大いに参考になるお話でした。

最初は、金儲けに興味を持ち、一生懸命お金を求める。
武道においては大会で優勝することを目標におくことと同義であるように思いまし、初めはそのような動機付けがあって当然でも有ると思います。
それでも、ある程度の武を身に付けたり、ビジネスの成功を修めた次の段階では、やはり『先義後利』『自然の法則』に気付かなければ身を滅ぼしてしまいます。

八極拳でも強いと言われた李書文は結局毒殺されてしまいます。
卑怯であるかもしれませんが、武の強さだけを求めた末路はそのように成ってしまうのではないでしょうか?
やはり誰かに恨みを買うような生活を続けていくことでは徳を積めません。
ビジネスの世界で言えば、松下幸之助翁も同じように自然の法則に従うまでと良く説かれています。

上善如水と有るように極めた結果は自然への同調そして周囲への感謝なのだろうと思います。
そこに至る近道は無いと思いますけれども、一つ頂いたヒントとしては、「千招を知る者を怕れず、一招に熟練するものを怕れよ」と言う言葉にあるかと思います。
自分自身の一招とは何なのか?地道に得意技を練磨していきます。
私の幼少期・青年期においては漫画に多分に教わることが多かったことを思い出すとともに哲学含めて色々と入り口を教えていただいた事に感謝します。

我が子が拳児を通じて簡単でも人道の入り口に立ってくれたらとても嬉しいです。
中学生高校生の頃の漫画も準備して、成長を期待しています。


最後に、太郎代議士から頂いた「漫画の100倍本を読まなければ、正しく漫画を読んだことにはならない」と社会人早々になった際に言われた言葉とともに漫画の効用を正しく記しておきたいと思います。
拳児を今楽しめているのは学生のときに比べて数段違うステージで有る事は間違いありません。
また、数十年後に読み直したいと思います。

 KAILを通じて接点を持ったことで3年ほど交流を頂き、経営者また人格者として尊敬している本多機工の龍造寺社長のお話を聞く機会がありました。
拝聴するのは、今回で5度目くらいになりますけれども、今回はその中でも表題のコメントが特に心に残りました。
会の主旨自体は、2030年の九州を考えあるべき金融機関の姿とは?という一貫したテーマの中での一コマでしたが、私には金融含め社会で活動する中において感動することがとても大切だと感じています。


仕事をやらされている内は、外からもそのようにしか見えませんし、評価もされません。
自らの意思で仕事をする気になるには、顧客との感動と言うものが私の経験からも良い契機になると考えています。
顧客と感動を分かち合うには、自らが一生懸命でなければいけません。
自分が魂こめない仕事で顧客に感動をされても、気付きの機会にはなっても感動の共有は出来ません。
自らも一生懸命動いた結果として顧客にも感動を頂く、やはりベースは自分にあると思います。


経営者としては、一生懸命になりやすい環境を如何に複数提供できるかが重要仕事なのだろうと思っています。
本人の実力にストレッチがかかる課題設定を意識しているものの、外から見ている本人の課題は複数年に亘って変わらないこともよく有るように思います。
ルーティンではなく様々な場面を提供することで、気付きの機会が増えることを期待しています。
ひとたび感動を手に入れて波に乗れば、後は勝手に進めていくものでしょう。
勿論、適宜フォローアップなり、フィードバックをすることで更なる課題を乗り越えていってほしいと願っています。
大きく成長された人財を見ることは本当にかけがえの無い喜びです。


燃えていない人間は焚き付けに時間はかかりますものの、ここに火がつくことは経営者にとっての感動でもあります。
ただし、難燃材と不燃材は大きく異なります。どんなに手を尽くしたとしても不燃の方もいらっしゃるでしょう。
それは双方にとって本当に残念な結果になってしまいます。
いつの世も『天は自ら助くる者を助く』でしかないとも思っています。
そして何よりも私自らの姿勢が常に問われていて、受け入れるべき結果は自らの因果による結果の連続でしかなく、今ある環境に感謝とともに全力で取り組むことこそが解決への最短距離だと信じて、中長期的目線を忘れずに取り組んでまいります。

5年以上前に読んだ本で今も私の底流にある価値観を記しておこうと思います。
表題の図書はその年の私にとって強い刺激をくれました。

俗に言うインゼンティブ制のビジネスの限界を意識させてくれました。
私自身の中にある何か一般的な価値観との違和感を明確に表現してくれた図書であり、今なおこの考えは大切だと思っています。
著者が西洋人なので結論的表現が異なりますが、日本的感覚からしますとこの結論は志・信念を指しているのではないかと考える次第です。

いづれにしても外発的動機付けでの行動には限界があります。
それは歴史を見ても明らかであるように思います。
二宮尊徳の言葉で「道徳なき経済は悪であり、経済なき道徳は寝言である。」とあるように経済はとても大切な要素を持っているものの、それが目的となってはならないと信じています。
とは言え、多くの亡くなっても評価される人物は経済的な成功の後に別の動機に切り替わっています。
それは自分以外の大きな大切な物を見つけられて、その実行が出来たと言うことが評価されているのではないでしょうか。
多くの成功者は経済的成功を収めた後に教育分野に傾倒するのもその表れであるかと思います。
自らのますますの成長ではなく国家の成長、ひいては全世界への貢献を目指して、規模の大小に関わらず動き始められることが多いように感じます。
経済的成功の次にその手の行動をされない方は、あまり評価されていないようにも見受けられます。


西洋で行きますと寄付行為がそれに類するようにも感じますものの、
寄付行為も宗教によるところが多いようにも思いますので、それが本当に内発的動機なのかは私には分かりません。



現時点で私が考えるのは、如何に早く内発的動機付けの価値に気付けるものなのか?と言う点です。
給料が上がる、待遇が上がると言うだけで仕事をするのは限界が直ぐに来ますし、視野も狭まるため中長期的な成長には繋がらないでしょう。
経済も勿論重要でありつつ、足るを知り、経済以外の価値も見出すことが出来るようになって飛躍的な成長を遂げた方を多く見てきました。


仕事は好きな人、楽しんでいる人には勝てません。
モチベーション3.0を端的に表現している言葉にも思います。
知的欲求を持ち、それを果たし続けることは今までの人類の英知を養ってくださった先人への恩返しでもありますし、その先人の知恵の上に少しでも何かを上乗せすることが出来ればそれは子孫への大きな贈り物になると思います。
このような社会貢献のサイクルに多くの方に入ってもらいたいと心から願っております。


KAILを通じてより良い経営者に成ることを目指した以上、社員や会社組織に対して短期的ではなく中長期的な幸せになる場・環境を提供していく所存です。
自分の内なる声に耳を傾け、短期的な目線ではなく、中長期的かつ広範な考えで思考して、実践できる人間を一人でも増やすことが社会への貢献だと信じて、まずは自らが学び実践してまいります。



全くの別件ですが、12月1日付で大変嬉しいことが有りました。
グループの仲間が復活したことです。
色んな想いや環境があって、都度選択肢は我々の目の前に転がっています。
それを判断して行動するのは自らの意思のみで決めることなので、離れるも戻るも個人の自由だからという理屈もありますけれども、今回は私が単純に仲間が戻ってきてくれたという事実が心からの喜びです。
会社組織が異なろうとも同志とは、どこかで繋がっているからどこにいても切磋琢磨できるはずと言う理屈も分かりますものの、また仲間が同じ組織に来てくれるのは理屈抜きに感情の問題で嬉しいです。
喜びに感謝して、また日々の業務に励みます。

表題のタイトルの本をKAILで教わって以来、何度読み直したかわかりません。
三枝さんの本の次で小宮さんの本同様に繰り返し拝読しているように感じます。 
そして、プレゼント含め何冊も購入しているようにも思います。
それでも、なかなか身につきません。


如何に思考を深めるか、と言う価値の重要性はわかるものの、自分の力で上手く課題設定を出来ていないことが多いように思います。
世界的見てもこの手の思考は大きな格差がついているように感じます。
知識として知っただけでも有難いものでしたが、体得していかなければ本当の価値を見出したとは言えないと思い日々意識しています。


自分自身の身についてはいないものの、他の人の発言等には違和感を覚える機会が増えてきました。
これは、少しは気付きが出来てきたのかもしれません。
何事も原点の立ち位置がズレると当然ですが結果もブレてしまいます。
色んな機会を頂いた際にもその点の思考を深め正しく課題を設定してから作業に入りたいと思います。


先日あった社内の研修でも数字が沢山あるとただただ捏ね繰り回したくなって、手段が目的化してしまうことがありました。
これは、日常業務でも多々有るように思います。
そもそもこれは「何故」やっているのか?
というWhyの問いが無ければ、単純作業化したロボットと変わらなくなってしまいます。


ISSUEが変化し続けることを理解して、自分自身がブロックを積んでいるのか?塀を作っているのか?学校を作っているのか?町を興しているのか?この起点によって全ての行動を結び付けなければいけません。
世の中には便利なツールが沢山あります。
ツールを使うことが目的化してしまうケースは嵌り易い落とし穴です。
本質を見極め続けようとする努力こそが人類の英知のお役に立てるものと信じています。


「日々、魂込めて生きる」と宣言しておりますが、これに加えて「●●の為に、日々魂を込め生きる」と言う●●をより具体的に出来ることが増やせるよう努めてまいります。


先日、グループ会社の会合に参加させていただき、コカコーラの向井氏の話を拝聴する機会がありました。
そこには、結果を残したアスリートならではの多くの魂のこもった言葉が沢山並びました。

気付きのポイントは沢山有ります。
そこに気付けるかどうかは個人に因ることが大きいのが現実です。
その中で如何に自分自身が気付ける環境に身を置き、その感性を磨けるのか、全ては自己責任といえるでしょう。
これだけ、恵まれた環境を与えられたことに感謝して、これからもまた全力で邁進してまいる所存です。


改めて素晴らしい方々に会う機会が沢山ある自分を再認識しているところです。
頂いた恩をしっかり社会に還元するべく楽しんで努力をしてまいります。
その為にも戦略的思考はとても大切だと理解しております。

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