January 2017

30の年に事業責任者として活動を始めて、本当に多くの学び気付きが有りました。
今もまだ発展途上の途半ばで有る事を日々実感しています。


それでも、早い段階で色んなことに挑戦できたのは大いなる喜びであり、何事にも変えられない価値であると確信しています。
多くの方が、色んな事象に対して意見を持っていることと思います。
評論したり、批判したり、賛同したりと色々とあるでしょうけれども、自らが当事者となり、実行者となってみると頭のイメージとは全く異なることが多いと思います。
経営に関しえは文献を読み多くを学んで望んでおりますものの、意図しないことも沢山発生します。


なぜならば、経営もなにも人が行うことであり、人には感情があるからです。
それこそが醍醐味であるのかもしれません。
感情に加え各人にある価値観もまた大きな影響を与えます。


自分の価値観とはなんであるのか?
これはしっかりと時間をかけて振返って確認する時間も必要だと思います。
価値観は人に与えられるものではなく自らで導き出すものであり、経験によっても日々変化していくものでもあるでしょう。
志・価値観について深堀が出来れば、自分は何者であり、何を成すべきかを明確にすることが出来るようになると信じています。
その信念が強くなれば、自分の行動もいたってシンプルになり、有限である自分の人生を正しく歩めることと思います。


そのような感性を改めて磨けたのも事業責任者という責任を大いに感じ使命感を持てる立場になれたことも大きいと思っています。
可能な限り多くの方にこのように志・信念・自らの価値観について考える時間を持ってもらいたいと願います。
その為にも今いるコンフォートゾーンから一歩踏み出されることを推奨します。
今がそのまま未来永続となることは決して有りません。
自らで環境を変え、常にチャレンジしていく場を創り出すことでより大きな成長を遂げられます。
それは短期的なものではなく中長期的に『成りうる最高の自分に成る』為には必要なことだと思っています。


思い立ったら時機を待つのではなく、第一歩を踏み出せるかどうかが大切です。
最初の一歩の差は小さいものかもしれませんけれども、習慣となり時間が経てば大きく埋められない差が出来ていることでしょう。
今年もまた『挑戦者』として歩んでいくことを心に近い、色んな経験をして自らを成長させて参る所存です。
十年後の自分を目指し、種を蒔いてまいります。

自分自身の世界を拡げるためには、積極的に今までとは異なる方との交流もある一定程度以上は必要だと感じます。
その際によく異業種交流会の話が出てまいりますけれども、単なる挨拶の場ではあまり意味をなさないと思っています。
重要なのは、なんらかのアウトプットが求められる場になっているかどうかだと思います。


それにより、課題解決に向けてのいろんな方のアプローチ手法を知ることが出来ると言うのが大きな効果だと思います。
知識の求める欲の有無は、刺激を受けているかによると思います。

「無知は無恥である。」と言う言葉を最近知る機会が有りました。
自分たちが狭い世界で生きていると周囲で起きている変化に鈍感に成ります。
常に知を求め、知的欲求を刺激していく場を自らで求め続けられるかどうかは長い年月の中で大きな差を生んでくるものと確信しています。


また、社外の方のアプローチ手法を知ることで、自社独特のやり方にこだわる必要が無いことを実感できます。
皆様の職場では、音楽が流れているでしょうか?気楽に真面目な雑談が大いになされているでしょうか?テレビ・ラジオを流しながら業績を上げている会社も沢山あります。
会議の最中に飲み物を楽しんだり、お菓子を持ち込んだり、各人がスマホ片手に情報収集したりと、形にとらわれる必要は特に無いと思います。
但し、結果への執着心がとても重要であると言う点は強調しておきたいと思います。


色んな職場環境があってしかるべきですけれども、何処も結果をコミットして成果の達成を持続しているからこそ出来ていることなのです。
よその良いところを大いに真似て自らに取り込むことは良いことで有りますけれども、それが何のためなのか?何故実行する必要があるのか?
常に経営理念や自分の志・信念との照らし合わせが必要だと思っています。


先日、「顧客インサイト」と言うセッションを受講しました。
久しぶりに脳みその使っていない場所を活用したので、頭がモヤモヤして疲れました。
これには大いに感動するに近いくらいの衝撃を頂戴しました。
まだまだ、自らで消化出来ておらず、しっかりと身に付けたいと強く思うセッションでした。
このような場と知識を頂戴できたことに深く感謝しています。
別途、この場でも語れるようになりたいと思います。


「顧客インサイト」はプロパガンダにも活用可能とのことで、大変有効なれど危険であるとも言えます。
やはり、道具は使い方次第で結果に大きく差が出ます。
運用するには正しい志を持ち、信念に基づいて行動することが重要だと今回も思っている次第です。

昨年末に飛び込んできたシスター渡辺の訃報を聞き再度手にとって読みました。
数回読み返しているものの、読む度に自己反省に気付きます。

今回もまた以前とは異なる所で、自分自身の過ちや気付きを多く頂戴したように思います。
自分が迷い、悩むのは人間だから当然として、その葛藤とどのように生きていくのか?明確な答えは無いものの真摯に向き合い続けることが必要なのだろうと思っています。

避けられない残念な事象は沢山あるものの、それらをどのように乗り越えるかは心持次第なのだと考えています。
マイナスな点に心を囚われるのではなく、どうにかポジティヴにマインドを持っていけるよう自分自身の日々の行動を少しずつ改めていきたいと思います。
この本を読む度にそのように思いつつも、時間とともに新たな悩みに葛藤して、そのまま抱きかかえてしまっているままになることも良く有ります。
今後も定期的に読み返す事で、自分の魂を常に磨き続けたいと思います。


容易ではない道を歩まれたシスターは、多くの理を知る機会が有ったのだろうと存じます。
その理に従って生きるのは本当に苦難が多いことと思いますけれども、知ってしまった者の使命ということが多分にあるのだろうと推察する次第です。
私も全ての行動が伴ってはいないものの、知った者の使命として少しでも社会の役に立つ生き方をしていかなければ為らないと考えています。
迷ったときには狭く険しい道を選べる自分でありたいと願います。



以前、小宮一慶氏から「本は読んだ数で評価されるのではなく、難しい本を一冊でも正しく理解することが出来れば、数百冊分の価値がある」と言うような発言を直接にお聞きしたことがあります。
その時に例えて頂いた本は、松下幸之助翁の「道をひらく」でした。
この本も繰返し読む度に色んな気付きを得られます。

出版技術等が上がり、世の中には多くの本・情報が溢れかえっているものの、百年度、千年後に残っている本は果たしてどれくらいあるのでしょう?
残ることが全てではないかもしれませんけれども、残るものには理由があります。


以前、「世界で通用するビジネスマンになるにはどのような本を薦められますか?」と台湾のグローバル経営者にお聞きした際には「世界の人を知りたければ、旧約聖書、新約聖書、四書五経を読みなさい」と教えていただきました。
いづれも二千年を超えるベストセラーです。
そこには多くの真理が伝えられてて、一読ではとても理解できませんでした。
これからも多くの本を読みながら、繰返し読むことの有難さも大切にして、本と共に暮らしていく所存です。


シスター渡辺とは直接にお会いしたことは有りませんけれども、これからも多くを学ばせていただくことになると確信しています。
謹んでご冥福をお祈りいたします。





皇紀2677年を健やかにお迎えのことと存じます。

私は今年は両親のいる長野県で年越しをしてまいりました。
子供たちに雪を見せたいと思って行ったものの現実にはチラチラ降る程度の雪と人工雪を見せるにとどまりました。

それでも体験としてはスキー、スケート、冬の峠上り下りを経験させることが出来たので良かったと思っています。
私自身が北海道で10歳まで育ちました。
長男の今の年まで北海道に居たと言うことになり、自らの原点を改めて感じることにもなりました。
北海道の冬の厳しさは色んなことを教えてくれました。

雪に覆われれば全てが銀世界で綺麗になる反面、夜間においては絶望的な寒さや孤独を感じるような自然界の脅威を間近に感じて育つことが出来ました。
現代社会の野生の能力が弱まっている事を危惧していたりもします。
自然界においては当然のことが先人の知恵のおかげで人間界のみが守られすぎている事に懸念があります。
勿論、知恵のおかげで文明・文化が残り、ある程度守られる、安心できる環境は中長期的に大いなる成長を遂げるのに必要なこととも思います。
ただし、それには大いなる感謝や自然界の厳しさを正しく理解した上でなければ、傲慢にもなりえますし、いざと言うときの備えも出来ていないことにつながってしまいます。


大人になったからなのか、北海道で体験させてもらったような自然との共存の必要性を江戸に出て以降感じる機会が減ったように思います。
スキー場も守られた空間であるためか、服装や備えも軽微の方が多く、万が一の備えは個人が行っているようには見えませんでした。
これからは自然との共存、万物の理屈についても理解を深めていきたいと思う次第です。


今年は、書初めをまだしておりませんので、明確な文言を記してはおりませんけれども、年越しから年を明けても頭の中を巡る言葉は「生涯、挑戦者であろう」です。
どうにも通常通りの生き方は出来ないことは40年を経て理解してきました。
限られていて、与えられたこの恵まれた人生で次世代に何かを遺す為にも、私自身は生涯挑戦者であろうと思って年始を迎えております。
と言う事で、本年も自分の志と信念に誠実に全力で走ってまいる所存です。





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