遅ればせながら最近森信三氏の著書を読むようになりました。

仰られていることが首尾一貫されており、小学生から大人にまで同じメッセージを言葉を変えていらっしゃるので、理解しやすいと共に大変高潔な方なのだろうと推察する次第です。
残念ながら、既に他界されているのでお会いする機会は無いですけれども、知れたことの喜びは深いです。


「人生二度無し」は当り前ですけど、普段頭から抜けている点です。
恵まれた環境に感謝すると共に常にたった一度の人生を如何に大切に生きるかを考える機会を持つだけでも、人生の大きな転機になると確信します。
当たり前の様なこの事実に気づける人は実は少ないのだろうと思います。


しかも、有史以来多くの人間に共通している欠落部分なのかもしれません。
それは、2000年前に書かれた「生の短さについて」セネカ著にも記されています。


有限であることは、残念で有るというだけではなく貴重な物でもあると言えます。
生と死のプロセスこそが、生物の発展には欠かせないのだろうと思います。

限られた時間の中で限られた人としか出会えない以上、瞬間瞬間を大切にして、刹那的では無く豊かな人生を送りたいと願う次第です。


豊とは経済だけではなく、人とのつながりも含めて評価されるのだろうと思います。
勿論、経済は重要な要因ですので、私が活動する上でも大切にしてまいります。