なかなか刺激的なタイトルでしたので、直ぐに購入・一読しました。
残念ながら私が参加できない日に著者が弊社グループで講演される機会があり、せめて著書だけでも読んで理解しておきたいと思ってアマゾン検索にて決めました。
 
サブタイトルは、『人との「つながり」が最高の健康法』と言うものでした。
以前、TEDにてハーバードが長年研究して「人生を幸せにするのは何?」と言う映像の結果を一言で言い表わせたものであるように思い、手に取りました。

寿命と言うよりも健康を大切にする際にリレーションシップはとても重要なようです。
それはとても納得感があるものでした。
「つながり」と言うキーワードは多くの世界を持つ必要を示しているのだろうとも感じました。


色々と定義はあろうかと思いますけれども、世界と言う言葉には色んな意味合いが有ると思っています。
一般的には世界は一つで地球全体(場合によっては宇宙全体)などを指すことになりますけれども、
Wikipediaを叩いてみても下記の通り沢山出てきました。
・宇宙の中のひとつの区域で、一仏の教化する領域。
・地球上の人間社会のすべて。人間の社会全体。限定された社会ではなく、全ての社会の集合、全人類の社会を指す。地球上の全ての国。万国の意。特定の一国ではなく全ての国々ということ。報道・政治等で多用される用法。
・人の住むところ。
・世の中。類義語に「世間」。
・同類の者の集まり、またその社会。
・特定の文化・文明を共有する人々の社会やそのまとまりを指す。「キリスト教世界」「イスラム世界」。また「第一世界」「第二世界」「第三世界」のように冷戦体制下で見られた陣営ごとの国々のまとまりを指すこともある。
・すべての有限な事物や事象の全体。宇宙。
・特定の範囲。
・歌舞伎や浄瑠璃で、特定の時代・人物による類型。
・フィクション文学において、上項の「世界」概念を拡大解釈し、ある生物が活動する社会・空間・天体など。


私は、「同類の者の集まり、またその社会。」「特定の文化・文明を共有する人々の社会やそのまとまり」「特定の範囲」と言うような意味合いで使うことが多いです。
そういった場合の世界を沢山創ることが「つながり」を増やすことになりますし、自分自身の精神の安定にも繋がると考えています。
自分が生きている世界が少ないと、そこの地盤が崩れた際に自らの存在意義を見失い、心が不安定になってしまうように思っています。

タイトルに戻りますと、実質的には友達の数と言うよりも世界の異なる友達の数を増やすことが大切であるように思います。
ただし、1対1で考えれば、世界は友達の数だけ出来るとも言えますので、やはり友達の数は増やして良い事が多いと思います。


本の中では、笑顔の大切さなど他にも多くの示唆に富む言葉がありました。
今までの勝手な常識ではなくエビデンスに基づいた新説は今後も出続けると思います。
常に学習をしてこのような本から如何に社会に還元できるのかまた活動をしてまいりたいと存じます。