月刊致知にて知った言葉です。
自反と聴くと「自ら反みて縮くんば、千万人と雖も吾往かん」を頭に思い浮かべます。
その後に己を尽くしきるが続くことは、生き様として大いに共感いたします。
自らの人生の結果は自らにのみ責任がある事に気づく人間こそが大成していると確信しています。

更には、生きていられるのは、自らのみで手に入れたものではなく周囲のおかげであることを自覚しておかなければ道を間違えることに繋がります。

何の為に学ぶのかを正しく知らなければなりません。
覇道と王道が異なることを我々は知っています。
物質的に富んでも、本当の意味で豊に成らないことは、高度経済成長を成し遂げた我が国においては理解されているている事だと思っています。

しからば、精神的な成長も併せておかなければ、今正に隆興している発展段階の国家においても同じ事が繰り返されるのではないでしょうか?
精神的な成長として何が良い答えになっているかは意見も分かれるでしょうし、正解が一つとは決して思いませんけれども、東洋的思想はその可能性を多分に秘めていることと存知ます。
中国大陸にある長い歴史の中で経験されたことをよく知るには四書五経など優れた文献が沢山あります。
日本においてもその影響を多分に受けており、その中からいろんな思想家も生まれています。
そのような考えに触れる機会を増やすことで、色んな成長を達成することができるのであろうと確信しまして、自らでも学び実行してまいります。


これは西洋の否定と言うわけではなく、猛然と突き進む突破力という点での西洋の力強さは皆様もご存知のとおりだと思いますので、それに東洋思想を加えることこそがとても大切だと感じています。


「上手くいったときは周囲のお陰、失敗したのは自らに全ての責任がある」と言うことは事業家にとっては当然に考えておくべきことだと思います。
ただ、この思想は容易でもないのも事実です。
日々自分自身を振返り、内省をしまして、自分のあらん限りの力を世に出し続けることこそが、何事かを成し遂げる最も早い近道であり、社会に貢献できる正しい法則でもあるのだと思い、日々を大切に過ごしてまいります。


一期一会で、一度の出会いや機会をとても大切にしまして、縁を繋いでいける人格を備えたいと願います。


致知10月号にて対談をされていた、田口さん野田さんとお会いする機会を頂き、更には私自身を覚えてくださっていると言うとても恵まれた機会に感謝するとともに、お二方に知られている私自身が恥ずかしくない成長・実行を実践してまいりたいと存じます。
お二方を知る機会を経て三年程が過ぎております。
自分自身あの頃から少しは成長していると感じますものの、お二方の同期間での成長や実行力に比べますと自らの情けなさを痛感します。
それでも等身大の自分を知ることでそれから何が出来るのか、正しく把握しまして、自らの全力を尽くしていこうと気合を入れ直しました。


色々な方との再会はとても楽しいものの離れていた期間の双方の成長については、いつも緊張感を持ちます。
瞬間ごとに魂を燃やし続けていくことを今後も継続してまいります。