新年見事に明けました。
皆様におかれましても健やかに新年をお迎えのことと存じます。

昨年前半は『平静最後』を枕詞にする機会が多かったように思いますけれども、元号変更後からは『令和最初』のが良く使われていると感じる次第です。
表題もそのような中で活用させていただきました。


日本においてはこの新年を迎えるにあたっての年頭所感を考える機会があることに加え、年度末を3月においている弊社のような企業は、年度末にも思考を深める機会を与えられることが、とても恵まれているように感じます。
年末年始は、事業が具体的に動くと言うよりも、挨拶回りであったり、身の回りの整理に当たる機会が増えるのも日本の特徴かもしれません。
それでも世界は止まらずに変化をしていますので、身の回りだけでなく視座を高く持ち、来るべき将来に備えておくことが肝要であると思っています。


年末年始に頭に浮かび続けましたのは、弊社の状況を鑑みて、『基礎力の向上』です。
高校時代にアメリカンフットボールをしていた時に年配の監督から良く指摘されていたのは、何かの動作の後に「『FFP』を忘れるな」でした。
言われていた『FFP』とは『Fundamental Football Position』の略です。
いつどこからタックルが来るか分からないスポーツでもあるアメフトにおいては起き上がって直ぐにでもFFPを取らなければ、怪我に直結します。
年配の方が基本に立ち返ることが多いのと同様、基本を叩き込まれたことは未だに有難い言葉を高校時代に教わっていたことに感謝する次第です。


翻って、弊社は企業内起業であったこともあり、起ち上げ当初は如何にサラリーマン的感覚からの脱却と自立心の摺り込み、何より稼いで生きていくことへの執着心を徹底していました。
そのお陰もあって、10年を経て現時点では生き残ることを認められたという効果はありました。
ただし、『考えた通りに生きる』と言うよりは、目の前を必死に生き延びる中で『生きた通りに考えてしまう』結果に陥っていたように振り返ると感じます。
改めて我々の創業の精神は、ヘルスケア経営に施設管理の観点から貢献するをもって、診療報酬の削減を通じて社会保障費の抑制に効果を示すことで、結果として国家に貢献していくことです。
その為には、『施設管理の本質』を自ら学び続けなければなりません。
生きていくために稼ぐことも勿論大切ではありますけれども、そこで貯まったお金や信頼をもって如何に社会に還元していくべく継続をしていくのかを社員にも改めて伝え続けます。
2020年は自分自身も含め基礎力の向上をもって、来るべき破壊的創造につなげてまいる所存です。

本年は『凡事徹底』に努めてまいります。

昨年は多くの項目で達成が出来ていませんでしたけれども、今年も中長期的目標に沿った一年間の目標を設定しておきます。

体力面
◆年間50時間の運動(テニス、マラソン、散歩ではないウォーキング含む)
健康面
◆立位体前屈プラスマイナスゼロ、胴回り85㎝、体重76kg
学習面
◆アスペン推薦古典5冊読了、本80冊読了、資格取得(エネルギー管理士、二級建築施工管理技士)、セミナー3回参加、模写5編(ペン習字含む)
英語面
◆財務資料を英語表記、グループ英語学習の受講、E-mail及び挨拶の定型文を30身に付ける

商売上においては、次年度の経営方針含め別途社員と共有してまいる次第です。
稼ぐ気構えを持ち、その力を社会に還元していく組織を構築・磨き上げ続けます。

2020年はオリンピックなど国民が楽しみにしている大きな国際イベントも有ります。
これから30年後の未来において2020年が最も良い年であったと言われることが無いよう現役ビジネスマンとして次世代に責任を持って創造と変革のリーダーシップに挑み続けます。