今週から少しずつお江戸へ行き始めました。
数か月ぶりの上京はコロナ禍で人の動きが大きく変わっているのを感じました。
公共の交通機関は以前に比べ大分乗り易いほどに空いていましたし、道路状況も大分動きやすいように見受けられました。
新たな時代が生まれつつあるのを感じます。
地方に住まう者にとっては当然の一人当たりのスペースがお江戸でも確保されるのは有難いことです。
このまま働き方が大きく変わり、人間らしさが取り戻せるのであれば何よりだと考えている次第です。
その為にも皆がどのような人生を生きていく事が国家の為、未来の世代のためになるかを自分の頭で考え実践して行けることを切に願う次第です。


久しぶりの上京は仲間に会うことも有りましたし、新たなビジネス等について人に会うことを目的としていました。
私よりも若い世代で経営の責任を持って、時代の先を見据えて社員のモチベーションアップも考慮しての取組んでいる現役プレーヤーから直接に話を聴く機会があり、大変感銘と刺激を受けてきました。
目の前の仕事は与えられたものであることが多いと思います。
与えられた仕事をただ言われた通りにするだけでは100点の仕事には成りません。
仕事は相手の期待値を超えることが大切です。
サービス業であれば分かりやすいように思いますけど、対価通りの仕事は感動も何も生まずリピーターは創れません。
相手の期待値を超えることで感動が生まれ、感謝と共に次なる期待値に進んでいきます。
『思考の整理学』でも記されている通り、多くの人間がグライダーの様な思考レベルで少しずつ光度を下げて行っているのが現状です。
この理屈に気付ける方が僅かなのは体感している所ですけど、理解した人間が諦めることなく次世代の為に更なる世界を目指して推進していく事がとても大切だと思います。
ただし、これを実行し続けるには余程の志や想いが無ければ為し得ません。
その為の学びを先人から学び続けているのが私の現状ですけど、そこに若くして到達されている方とお会いするととても強い刺激を頂戴すると共に、やはり日本は強い国家であることを感じます。
メディアの報に接する度に民度の低さを嘆く機会が多いものの、実際には力強く各所で生きているリーダーは多くいらっしゃるのがこの日本だと思います。
人間が低きに流れるのは本能なのかもしれません。
そのような性質も理解した上での制度設計をしていくことがとても肝要であることをこの14年間の経営の責任者として痛感しています。


気付いた時が自分の人生において最も若い歳です。
過去を振り返って嘆くのではなく、これからの限られた人生で出来る最大限の事を考え実行し続けることが人として生きていくうえで大切であると確信しています。
地球の歴史規模で考えれば、一人の人生には意味が無いのかも知れません。
それでも恵まれて考える機会や場を与えられた以上、成り得る最高の自分を目指すことが人生を豊かにするとも信じています。
望むらくは、皆が切磋琢磨できる存在として、組織や国家を成長させ続けられるよう日々創意工夫を継続してまいりたいと思います。


本日、ある方の訃報に接しました。
私の中では最も早々に身近でコロナに罹った方でした。
コロナ自体は脱したのだろうと推測しておりますけれども、その時点から意思の疎通を図ることが難しい状態になっていると聞き及び、数ヶ月の入院生活を過ごされていらっしゃいました。
私だけでなく子供達も大いに懇意にして頂いており、何より我が両親と仲良く接して頂ていたことに感謝ばかりの方でした。
元々は親父のゴルフ仲間として知り合いに成りましたものの、改めて経歴をしることで経営者としての手腕も大いに学ぶことが有る方でした。
毎年数回お会いさせていただく度に多くを学ばせていただいておりました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。


改めてコロナに打ち勝って、このような悲劇が起こらないことを祈念します。